コード概要
コード外観 | ||
規格 | ISO | 24724 |
JIS | X0509 | |
キャラクタ・セット | 数字(0~9) | |
コードタイプ | 連続型(Continuous) | |
体系 | マルチレベル((n,k)シンボル体系) | |
シンボルの長さ | 固定(14桁) | |
倍率 | 0.8~2.0の範囲で縮小、拡大が可能 | |
最小モジュール幅 | 0.25㎜(医療業界では0.17㎜) | |
シンボル高さ | モジュール幅の10倍以上 | |
両方向走査 | 可能 | |
自己チェック機能 | あり | |
チェックデジット | 自動的に設定されます。(モジュラス89/非表示) | |
最小クワイエットゾーン | 不要 |
GS1 DataBarタイプ2の概要
GS1 DataBarタイプ2には、GS1 DataBarの中でもっともシンボルサイズが小さいGS1 DataBar Limited(限定型)があります。GS1 DataBar Limitedは、属性情報を表現することはできませんが、GTIN-13、GTIN-12、GTIN-8に加えて、先頭のインジケータが1のGTIN-14を表現することができます。また、GS1 DataBar Limitedは、レーザー式定置型バーコードリーダでは読取ることができませんが、シンボルサイズが非常に小さいため、国内の医薬品の標準シンボルとして利用されています。
GS1 DataBarタイプ2の構成・用語
○バー・スペース
バー及びスペースとは、GS1 DataBarを構成する最小単位のことです。GS1 DataBarタイプ2ではそれぞれ4種類の太さがあります。
○ガードパターン
ガードパターンとは、コードの両端にあるバーパターンのことです。読取りエラーを防ぐ為に必要です。
○チェックデジット
GS1 DataBarタイプ2のチェックデジットはモジュラス89で計算しますが、ルビとして表示はされません。また、GS1 DataBarタイプ2には、ファインダパターンがありませんが、チェックデジットに位置を検知する機能があります。GTINのチェックデジット(モジュラス10ウェイト3・1)はルビに表示されていますが、シンボル内にデータとしては収納されていません。
○アプリケーション識別子(AI)
アプリケーション識別子(AI)とは、GS1 DataBarで属性情報を表現する際に使用するコードです。アプリケーション識別子は、その後ろに配置されるデータが、どのような情報なのかを定義します。GS1 DataBarタイプ2はGTINしか表現できないため、使用されるアプリケーション識別子は必ず(01)になります。また、GS1 DataBarタイプ2のアプリケーション識別子はルビに表示されていますが、シンボル内にデータとしては収納されていません。
※GTINについては、「GTIN(Grobal Trade Item Number)」をご覧ください
※アプリケーション識別子については、「GS1アプリケーション識別子(AI)」をご確認ください。
関連技術情報
◯自動認識基礎知識 ◯バーコード基礎知識 ◯金属・樹脂銘板基礎知識 ◯シール/ラベル/ステッカー基礎知識 ◯カード基礎知識