コード概要
コード外観 | ||
規格 | ISO | 24724 |
JIS | X0509 | |
キャラクタ・セット | ISO 646サブセット(数字、アルファベット、記号)、ファンクションキャラクタ | |
コードタイプ | 連続型(Continuous) | |
体系 | マルチレベル((n,k)シンボル体系) | |
シンボルの長さ | 可変長 | |
倍率 | 0.8~2.0の範囲で縮小、拡大が可能 | |
最小モジュール幅 | 0.25㎜(医療業界では0.17㎜) | |
シンボル高さ | モジュール幅の34倍以上 | |
両方向走査 | 可能 | |
自己チェック機能 | あり | |
チェックデジット | 自動的に設定されます。(モジュラス211/非表示) | |
最小クワイエットゾーン | 不要 |
※上記の表は、GS1 DataBar Expanded(拡張型)の値
GS1 DataBarタイプ3の概要
GS1 DataBarタイプ3には、GS1 DataBarタイプ3の基本形であるGS1 DataBar Expanded(拡張型)と、GS1 DataBar Expanded(拡張型)を分割し積み重ねたGS1 DataBar Expanded Stacked(拡張多層型)の、計2種類のバージョンがあります。GS1 DataBarタイプ3はGTIN以外にも属性情報を表すことができます。
GS1 DataBarタイプ3の構成・用語
○バー・スペース
バー及びスペースとは、GS1 DataBarを構成する最小単位のことです。GS1 DataBarタイプ3ではそれぞれ4種類の太さがあります。
○ガードパターン
ガードパターンとは、コードの両端にあるバーパターンのことです。読取りエラーを防ぐ為に必要です。
○チェックデジット
GS1 DataBarタイプ3のチェックデジットはモジュラス211で計算しますが、ルビとして表示はされません。GTINのチェックデジット(モジュラス10ウェイト3・1)はルビに表示されていますが、シンボル内にデータとしては収納されていません。
○ファインダパターン
GS1 DataBarタイプ3には、位置検出用のファインダパターンがあるため、クワイエットゾーンがなくても読取りが可能です。
○アプリケーション識別子(AI)
アプリケーション識別子(AI)とは、GS1 DataBarで属性情報を表現する際に使用するコードです。アプリケーション識別子は、その後ろに配置されるデータが、どのような情報なのかを定義します。GS1 DataBarタイプ3はGTIN以外にも様々な属性情報を表現することができます。
※GTINについては、「GTIN(Grobal Trade Item Number)」をご覧ください
※アプリケーション識別子については、「GS1アプリケーション識別子(AI)」をご確認ください。
○GS1 DataBar Expanded(拡張型)
GS1 DataBar Expanded(拡張型)とは、GS1 DataBarタイプ3の基本形となるバーコードで、GTINと属性情報を表すことができます。属性情報とは、ロット番号や重量、販売期限などの情報のことで、アプリケーション識別子を使用することで表現します。最大で数字74桁または英字41桁まで収納できます。
○GS1 DataBar Expanded Stacked(拡張多層型)
GS1 DataBar Expanded Stacked(拡張多層型)とは、GS1 DataBar Expandedを分割し2~11段に積み重ねたシンボルで、3段の分離パターンによって分けられています。分離パターン1段の高さは、1モジュール幅と同じです。GS1 DataBar Stacked Expandedは、球面体など、横幅がとりにくい商品への使用を想定しています。
関連技術情報
◯自動認識基礎知識 ◯バーコード基礎知識 ◯金属・樹脂銘板基礎知識 ◯シール/ラベル/ステッカー基礎知識 ◯カード基礎知識