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自動車マーク

ハンドルマーク、スカッフプレート、ホイールマークなど、さまざまな特殊印刷、加工技術を駆使して製造したマークです。

ハンドルマーク

ハンドルの中心を飾る存在感あふれる高品位のマークです。アルミニウム等の素材に印刷(シルクスクリーン印刷オフセット印刷)、表面処理、エンボス加工(プレス加工)、ポッティング加工などの加飾技術を組み合わせて製作します。

ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク
ハンドルマーク

スカッフプレート

自動車のサイドステップをドレスアップするマークです。ドアを開く際、マーク部分の下から光る仕組みになっています。

スカッフプレート
スカッフプレート

ホイールマーク

ホイールの中心を飾るマークです。過酷なスペックに耐えられる高度な製造技術から生み出されたものです。

ホイールマーク
ホイールマーク
ホイールマーク
ホイールマーク

素材

AIM Group(アイムグループ)では、自動車マークの素材として、主にアルミニウム(AL)とステンレス(SUS)を使用しています。

アルミニウム(AL)

自動車マークに使用されているアルミニウム(AL)、高光沢剤、硬度には下記の種類があり、それぞれの組み合わせで質感が決まります。

【アルミ合金の種類】

合金番号 特徴
A1050P アルミ成分が99.5%以上の純アルミ素材です。加工性、耐食性、溶接性、表面処理性、電気や熱の伝導性に優れる。 強度は低いので、構造材には適しておりません。
A1070P A1070は純アルミ系の材料で、アルミ素材の中でもやわらかいタイプの材料です。加工性や表面処理性などには優れ、高純度のアルミであることから耐食性についても他のアルミ合金に比べて抜きんでています。電気伝導性や熱伝導性に優れているため、送配電用の材料としても使われます。
A1085P 純アルミ系で、強度は低いですが、溶接性や耐食性には優れています。また塑性加工などの面では成形性も良好な材料です。高純度アルミであることから、反射板、照明器具、装飾品、化学工業用タンクや導電材、アルミ箔としても使われます。なお、A1085は板材規格の中では最も純度の高いアルミになります。
W13C 皮A85、芯A30の合わせ板。高光沢表面程度SLの専用材質。用途は、ネームプレート、反射板。

【高光沢剤の種類】

材質 表面程度
項目 旧住友材質呼称 表面程度例 光沢 表面粗さ 記号 外観
純アルミ系 W13C1
(1085/1100)
SL XL 鏡面光沢 圧延で最高光沢
A85
(1085)
LF,MF 高い 細かい SL XL~MFまでが
高光沢剤として
使用される
鏡面光沢
A370
(1070系)
SL,HB,BF,MF LF
A70
(1070)
LF,SB,LB,HB,BF SB
A50,A250
(1050)
SB,LB,HB,BF,MF LB 顔が映る程度の反射
FS003
(1050系)
XL HB
合金系
光輝合金
257S
(5N01)
LF,HB,BF,MF BF ぼんやり程度の反射
F57S
(5657)
LB,HB 低い 粗い MF アルミの
標準的表面程度
顔映りなし
B152S
(5252)
LB,HB FM
合金系 282S
(5082)
HB,MF DF ダル

【質別および質別記号】

質別および質別記号 処理状態
F 製造のままのもの
加工硬化や熱処理などの特別のコントロールをしない製造工程から得られる製品について適用する。
O 焼なましたもの(もっとも柔らかい調質-完全焼純材)
H112 1/4硬質 Hは、加工硬化していることを示し、Hの後に2つまたはそれ以上の数字を付ける。
熱間圧延のままの板に適用する。
1.Hの圧に続く最初の数字は次のような基本的な作業によったことを示す。
 H1:加工硬化のみのもの
  所定の強度を調質焼純を行わず加工硬化のみで得た製品に適用する。
 H2:加工硬化後適度の焼なましを行ったもの
  所定の値以上に加工硬化させてから調質焼純で所定の強度を得た製品に適用する。
 H3:加工硬化後安定化処理をしたもの
  加工硬化後強度を少し低下させ、伸びを増すために低温焼純した製品に適用する。
2.Hの後に続く2つ目の数字は最終的な加工硬化の程度を表す。0(焼きなまし)~8(硬質)で表す。
H12
H22
H32
H14 1/2硬質
H24
H34
H16 3/4硬質
H26
H36
H18 硬質
H38

ステンレス(SUS)

自動車マークに使用されるステンレス(SUS)、表面仕上げには主に下記の種類があり、それぞれの組合せで質感が決まります。

【ステンレス(SUS)の種類】

種類 特徴
SUS304 18%のクロム(Cr)と8%のニッケル(Ni)を含むステンレス鋼で、炭素含有量が少なく、加工性・溶接性・耐蝕性が良好で、ステンレス(SUS)の中で最も広く用いられています。
SUS316 18%のクロム(Cr)と12%のニッケル(Ni)を含み、それにモリブデン(Mo)を添加して耐食性、耐孔食性をSUS304よりさらに向上させたステンレス鋼です。海水をはじめ各種媒質に優れた耐食性があります。

【主な表面仕上げ】

名称 仕上げ後の状態
BA 材料を冷間圧延した後、光輝熱処理を行い、さらに光沢をあげるため、軽く冷間圧延をしたもの。鏡面に近い光沢が得られる。
HL(ヘアライン) 研磨ベルトで長く連続した研磨目をつけたもの。光沢をなくし、つや消しを行なうことで落ち着いた雰囲気、高級感を演出できる。

関連技術情報

金属・樹脂銘板基礎知識 ◯銘板の規格 ◯シルクスクリーン印刷基礎知識 ◯支給データデザインの注意点