シルクスクリーン印刷銘板
シルクスクリーン印刷銘板は、シルクスクリーン印刷により、ステンレス(SUS)、真鍮(BS)、アルミニウム(AL)等の金属素材やポリエステル(PET)、ポリカーボネート(PC)、塩化ビニール(PVC)などの樹脂素材等に印刷・加工した銘板です。
製品事例
シルクスクリーン印刷銘板の特性
- ◯量産性に優れているため、大量製作の金属・樹脂銘板として多用されています。
- ◯インキ層が厚く、耐候性に優れるため、屋外銘板としても使用されています。
製作工程
シルクスクリーン印刷銘板は、下記の工程により製作しています。
製版 → 調色 → シルクスクリーン印刷 → 焼付け・乾燥 → (保護テープ仕上げ) → (両面テープ仕上げ) → 外形仕上げ
特殊印刷
印刷内容 | 対応素材 | 印刷概要 |
透け防止処理 | PET、PC、PVC(透明素材) | 顔料を多く含んだインキを使用し、裏面へ印刷を施すことにより、製品の透過を抑えることができます。使用色として白、グレー、銀などがあります。 |
糊印刷 | PET、PC、PVC、SUS、BS、AL | 両面テープよりは粘着力が劣りますが、糊を製品の特定部分に塗布することが可能です。その他の製法にも活用することが可能です。 |
特殊加工
特殊加工 | 概要 |
エンボス加工 | 凹凸の形状をもたせた金型でプレス加工することにより、素材を変形させ、製品に凹凸の形状を作りだします。 |
曲げ加工 | 曲げ加工用の金型を使用し、プレス加工で素材を変形させ、製品に曲げの形状を作りだします。 |
設計上の注意点
- ◯シルクスクリーン印刷銘板の一般的なインキ厚は、10μ程度となります。
- ◯グラデーションや写真などの複雑な印刷は苦手です。また、細かい線、文字は表現できない場合があります。
環境対応
RoHS規制、JAMA、JAMP(chemSHERPA)、IMDS、REACH規制(SVHC)等環境調査に対応いたします。詳しくは、金属・樹脂銘板基礎知識ページ内、「環境対応」項をご覧ください。