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エッチング銘板(腐食銘板)

エッチング銘板は、ステンレス(SUS)、真鍮(BS)、アルミニウム(AL)に感光剤を塗布し、写真製版を応用して耐食性皮膜を構成した後、金属を溶解する薬剤によって表面を局部的にエッチング(食刻)して凹凸を形成し、へこんだ部分にメラミン樹脂塗料を流し込む事により製作した銘板です。

※メラミン樹脂塗料とは、アルキド樹脂とメラミン樹脂とを混合した塗料で、光沢のある焼付け塗料として自動車、電気製品などに広く使用されています。正確にはアルキド・メラミン樹脂塗料と呼び、アルキド樹脂が主体で、メラミン樹脂は焼付けたとき、架橋剤として作用します。

製品事例

サンプルNo.0321

サンプルNo.0321

サンプルNo.MP-002-002

サンプルNo.MP-002-002

サンプルNo.MP-002-003

サンプルNo.MP-002-003

サンプルNo.MP-010-032

サンプルNo.MP-010-032

犬鑑札2

サンプルNo.MP-09-901

サンプルNo.MP-002-006

サンプルNo.MP-002-006

サンプルNo.MP-002-001

サンプルNo.MP-002-001

サンプルNo.MP-010-003

サンプルNo.MP-010-003

サンプルNo.MP-010-035

サンプルNo.MP-010-035

サンプルNo.MP-002-005

サンプルNo.MP-002-005

サンプルNo.MP-016-001

サンプルNo.MP-016-001

サンプルNo.MP-016-005

サンプルNo.MP-016-005

エッチング銘板の特性

  • ◯耐久性に優れ、長期間使用する機器銘板や屋外用銘板として多用されています。
  • ◯立体感があり、火災や退色が発生した場合でも、表面の凹凸で表示内容を判別する事が可能です。
  • ◯中小量の生産に適しています。

製作工程

エッチング銘板は、下記の工程により製作しています。

焼付 → 腐食 → 色入れ → 研磨 →(クリアー塗装)→(保護テープ仕上げ)→(両面テープ仕上げ)→ 外形仕上げ

標準色


(DIC564相当)

(DIC641相当)

(DIC569相当)

設計上の注意点

  • ◯凹部分に塗料を流し込むという製法により、色を入れる部分は、凸で囲まれていなければなりません。
  • ◯深さ0.05mmから0.10mm程度食刻します。基本的に食刻の深さは、ご指定いただけません。
  • ◯製法上、画像再現性が良くないため、再現できる最小線幅は、0.2mm程度です。
  • ◯着色部分を切断すると色落ちするため飾り枠が必要です。
  • ◯レーザーマーキングに対応出来る製品も対応します。

環境対応

エッチング銘板に使用している主な素材、塗料、クリアーの含有規制物質及び使用部位は下記の通りです。いずれもRoHS規制についてはクリアしており、当社のエッチング銘板についてはRoHS対応品となっています。

素材等 含有規制物質 使用部位
ステンレス
(SUS)
クロム及び3価クロム化合物 ステンレス含有
ニッケル及びニッケル化合物 ステンレス含有
マンガン及びマンガン化合物 ステンレス含有
真鍮(BS) 銅60.6% BS含有
鉛0.05% BS含有
エッチング
塗料 黒
キシレン15% 樹脂塗料
エチルベンゼン15% 樹脂塗料
エッチング
塗料 赤
キシレン14% 樹脂塗料
エチルベンゼン14% 樹脂塗料
クロム8.9% 樹脂塗料
鉛5.6% 樹脂塗料
モリブデン及びその化合物1.5% 樹脂塗料
エッチング
クリアー
キシレン14% 一般金属製品上塗り
エチルベンゼン14% 一般金属製品上塗り

RoHS規制以外に、JAMA、JAMP(chemSHERPA)、IMDS、REACH規制(SVHC)等環境調査についても対応致します。詳しくは、金属・樹脂銘板基礎知識ページ内、「環境対応」項をご覧ください。

概算価格

製品単価

ドロップダウンメニューで製品仕様を選択することによりご希望されるエッチング銘板の概算製品単価をご覧いただけます。

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サイズ(長手方向)  × サイズ(短手方向)
素材
R取り
取付穴
両面テープ
数量

【概算製品単価】 \ 

  • ※上記概算製品単価には、初期費用および消費税は含まれていません。
  • ※本見積は、概略製品仕様によるお見積りの為、ご注文の際にはご照会願います。

関連技術情報

金属・樹脂銘板基礎知識 ◯銘板の規格 ◯支給データデザインの注意点