アルマイト銘板

アルマイト銘板は、アルマイト皮膜上に、染色画像を形成し、有機性染料をアルマイト層に浸漬させ、封孔処理して作成する銘板です。緻密な文字・図形が表現でき、金属的光沢のある多彩な着色が得られ、平滑で汚れが付きにくい特徴があります。

製品サンプル

サンプルNo.0723

サンプルNo.0723

サンプルNo.MP-010-016

サンプルNo.MP-010-016

サンプルNo.MP-010-024

サンプルNo.MP-010-024

サンプルNo.MP-010-017

サンプルNo.MP-010-017

サンプルNo.MP-010-015

サンプルNo.MP-010-015

サンプルNo.MP-010-023

サンプルNo.MP-010-023

製作工程

アルマイト銘板は、下記の工程により製作しています。

アルマイト(陽極酸化皮膜(処理 → 焼付 → 現像 → 色入れ → 封孔処理 → (クリアー塗装(→ (保護テープ仕上げ(→ (両面テープ仕上げ(→ 外形仕上げ

素材

アルマイト銘板の素材は、アルミニウムJIS H 4000 A1050Pの0.3mm、0.5mm、0.8mm、1.0mm、1.5mm、2.0mm厚の板厚が一般的によく使用されています。他に使用されるアルミニウムの種類としては、A1080P、A1070P、A1100P、A1200P、JIS H 4160のA1N30H等があります。

※刻印および梨地・ヘアライン仕上げの場合には板厚0.5mm以上をお勧めします。

アルマイト銘板の表面処理方法として、下記の表面処理をご指定いただけます。

表面処理 処理概要
梨地仕上げ 金属表面に機械または化学処理によって微細な凹凸を均一に形成させた艶消し仕上げです。
艶消し仕上げ 苛性ソーダに浸し、表面を荒らしたものです。
ヘアライン仕上げ 連続した細かいすじ模様の仕上げです。ライン方向の指定が必要です。
スピン仕上げ 円形の研磨模様を付けた仕上げです。サーキュラ仕上げとも呼ばれています。
光輝仕上げ 電解研磨又は化学研磨によって光輝感のある面を得る仕上げです。この仕上げ方法に適合する素材に高純度アルミニウム、光輝アルミニウム合金などがあります。
サンドブラスト 圧縮空気又は遠心力などで、砂又は粒状の研磨剤を品物に吹き付けて行う表面加工方法です。
ショットブラスト 圧縮空気又は遠心力などで、ショット、カットワイヤなどを品物に吹き付けて行う表面加工方法です。
クリアー塗装 メラミン樹脂塗料クリアーで表面を保護します。使用環境によりクリアー塗装をしない方がよい場合もあります。


(DIC158相当)

(DIC185相当)
  • ※上記以外の色は調色により作成するため、リピート時に色が変わり易くなります。
  • ※黒以外は退色性があります。

保護テープ

保護テープとは、容易に剥がすことのできる粘着剤を塗布した透明フィルムです。製品の加工・輸送・保管時に発生するキズ、汚れ等から製品の表面を保護する役割を果たします。当社標準品として下記の保護テープ(マスキングテープ)を用意しています。また、下記以外にも多種多様な保護テープをご指定いただけます。下記以外の保護テープをご希望される場合には、別途、当社営業担当までご相談ください。

保護テープ
※上記の数値は実測値であり、保証値ではありません。
 Type 厚み(mm) 粘着力(N/20mm)
ステンレス アルミニウム
強粘着 0.06 3.0 3.5
弱粘着 0.06 1.3 0.6

両面テープ

両面テープとは、表と裏の両方が粘着するようになっている接着テープで、物と物を貼付ける役割を果たします。銘板に両面テープを貼付けることにより、容易に被着体への貼付けが可能です。当社標準品として下記の両面テープを用意しています。また、下記以外にも多種多様な両面テープをご指定いただけます。下記以外の両面テープをご希望される場合には、別途、当社営業担当までご相談ください。

両面テープ
※上記の数値は実測値であり、保証値ではありません。
 Type 厚み(mm) 180℃引きはがし粘着力(N/20mm) 基材
強粘着 0.17 12.5 不織布
普通粘着 0.15 12.0 不織布

外形仕上げ

アルマイト銘板の外形仕上げとして、「個別切断・R取り・穴あけ」または「プレス」をご指定いただけます。


①個別切断・R取り・穴あけ

※上記板厚より厚い板をご希望される場合には、別途、営業担当者にご相談下さい。
加工方法 加工概要 加工可能な板厚
切断 切断機を使用し、外形の切断加工する仕上げ方法です。 4.0㎜以下
R取り 切断後、R形状の金型を使用し、個別にプレス加工する仕上げ方法です。 2.0㎜以下
穴あけ 円形の金型を使用し、個別にプレス加工する仕上げ方法です。 2.0㎜以下
加工精度
寸法公差 ±1.0mm
抜き位置公差 ±0.5mm
【当社所有R取り金型】
2R 3R 4R 5R 6R 8R 10R 15R
【当社所有円形金型(φ)】
1.4 1.6 2.0 2.2 2.3 2.5 2.8 3.0 3.2 3.3
3.5 3.8 4.0 4.2 4.5 4.8 5.0 5.2 5.5 6.0
6.2 6.5 7.0 7.5 8.0 8.2 8.5 9.0 9.5 10.0
10.5 11.0 11.5 12.0 12.5 13.0 13.5 14.0 14.5 15.0
15.5 16.0 16.5 17.0 17.5 18.0 18.5 19.0 19.5 20.0
20.5 21.0 21.5 22.0 22.5 23.0 23.5 24.0 24.5 25.0

②プレス

プレス金型を使用し、プレス加工する外形仕上げ方法です。特殊形状に加工する場合や数量が見込まれる場合、精度が要求される場合などに利用します。

加工精度
寸法公差 ±0.1mm
抜き位置公差 ±0.3mm
プレス機 【プレス機】
自動送りプレス機 【自動送りプレス】
プレス金型 【プレス金型】

特殊加工

特殊加工 概要
エンボス加工 凹凸の形状をもたせた金型でプレス加工することにより、素材を変形させ、製品に凹凸の形状を作りだします。
曲げ加工 外形用の金型を使用し、第一プレス加工にて外形加工を施した後、曲げ用の金型を使用し、第二プレス加工で素材を変形させ、製品に曲げの形状を作りだします。

製品単価

ドロップダウンメニューで製品仕様を選択することによりご希望されるアルマイト銘板の概算製品単価をご覧いただけます。

※この見積計算を利用するためにはJavascriptを有効にしてください。

サイズ(長手方向( ×
サイズ(短手方向(
板厚
形状
色数
両面テープ
数量

【概算製品単価】 ¥ 

  • ※上記概算製品単価には、初期費用および消費税は含まれていません。
  • ※本見積は、概略製品仕様によるお見積りの為、ご注文の際にはご照会願います。
  • ※正式な御見積書が必要な場合には、当社営業担当までお申し付けください。

初期費用

アルマイト銘板の初期費用構成項目として、版下代、フィルム代、金型代に分けることが出来ます。


①版下代
版下代は、版を作る元となる原稿作成費ですが、難易度により価格は異なります。ごく簡単な内容で4,000円程度です。

②フィルム代
フィルム代は、製作時のワークサイズ面積により異なりますが、1,800円程度です。

③プレス金型代
プレス金型代は、銘板の外形仕上げをプレス加工する場合に必要となります。(個別切断・R取り・穴あけ等を個別加工する場合には必要ありません。(

  • ※版下データをご支給頂ける場合は、版下代は不要となります。支給データに関しては、「支給データデザインの注意点」ページをご確認ください。
  • ※上記初期費用には、消費税は含まれていません。
  • ※初期費用は、初回発注時のみ必要となり、リピート発注時には、必要ありません。ただし、金型を除き、前回発注より、2年を経過すると、再度、必要になります。

納期

新規発注品(金型製作なし)
版下校正完了後または支給データ確認後、1ヶ月にて承っています。

新規発注品(金型製作あり)
版下校正完了後または支給データ確認後、2ヶ月にて承っています。

再発注品
1ヶ月にて承っています。

  • ※大量ロットでご注文いただいた場合には上記納期が変わる場合があります。
  • ※特急対応については、別途、当社営業担当までご相談ください。

アルマイト皮膜とは?

アルマイト皮膜とは、 陽極酸化皮膜とも呼ばれ、電解によりアルミニウム(AL)の表面にアルミの酸化皮膜(AL2O3)を生成したものです。

アルマイト銘板の特性

  • ◯耐熱性、耐候性はあまり良くありませんが、比較的安価なため、主に屋内用銘板として利用されています。
  • ◯染料での調色が難しく、色は原色に限定されます。
  • ◯画像はシャープで再現性に優れています。
  • シルクスクリーン印刷銘板オフセット印刷銘板の製法と比べ、初期費用が低価格になります。
  • ◯中小量の生産に適しています。

サンプル・カタログ請求

サンプル・カタログ請求については、別途、弊社営業担当までお申し付けください。

設計上の注意点

  • ◯一般的にアルマイト銘板の膜厚は、6μ程度になります。基本的にアルマイトの膜厚は、ご指定いただけません。
  • ◯熱湯で100℃程度、外気で180℃程度でクラック(ひび(が入ります。
  • ◯耐候性はあまり良くないため、屋内仕様の製品に選定することをお勧めします。

規制物質含有について

アルマイト銘板に使用している素材については製造メーカーより下記報告(主な物質と含有する規制物質(を受けています。RoHS規制についてはクリアしており、弊社製作のアルマイト銘板についてはRoHS対応品となっております。

【主な素材等と含有する規制物質】

素材等 含有規制物質 使用部位
アルミ
アルマイト
キシレン28% アルマイト染料
ホルムアルデヒト0.1〜1% アルマイト染料