BS5609認証ラベル

BS5609とは、海上輸送用のラベルの耐久性に関する英国の規格です。BS5609の認証を取得したラベルは、IMDG CodeとGHSの定める耐久性を満たしていることを証明できます。BS5609認証ラベルは、認定を受けたラベル材料(セクション2)に、認定を受けた印刷方法(セクション3)で印刷されている必要があります。
※化学品によってラベルの内容が異なるため、お客様にて印刷して頂いております。
※弊社からセクション2の認証を受けたプリンタ用ラベルをお渡しさせていただきます。
※弊社からセクション3の認証を受けたプリンタをご案内させていただきます。

製品事例

シールサンプル

サンプルNo.LS-002-501

サンプルNo.LS-002-502

サンプルNo.LS-002-502

BS5609とは

BS5609とは、海上輸送におけるラベルの耐久性についての英国の規格です。BS5609にはセクション2とセクション3の2つの認証があり、GHSの基準に準拠するためには、この2つの認証を取得する必要があります。

セクション2とセクション3

認定規格 テスト対象 備考
セクション2 ラベル基材
(Label base materials)
イギリス海峡での3ヶ月の海水浸漬を行い、ラベルが剥がれないかテストします。ラベルの基材や粘着剤の耐水性、耐候性、耐温度変化、耐塩性などを検査します。
セクション3 印刷済ラベル
(Printed Labels)
塩水に24時間浸漬した後、塩水と塩の混合物の中で転がし、印刷内容が問題なく把握できるかテストします。その他にテープ剥離テストや屋外による耐候性テストなども行います。

IMDG認証とGHS

認定規格 備考
IMGD Code IMGD Codeとは、国際海事機関(IMO/International Maritime Organization)によって定められた危険物の海上輸送に関する規則です。危険物の定義、輸送用の容器の基準、輸送方法の基準などが定められおり、各国においても国内規則として採用されています。正式名称は「International Maritime Dangerous Goods Code」、日本語での名称は「国際海上危険物規則」です。
GHS GHSとは、化学品の危険有害性の分類方法や、ラベルや安全データシート(SDS/Safety Data Sheet)などの表記方法を世界的に統一し、防災や人の健康の保護に役立てようとするシステムのことです。正式名称は「Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals」、日本語での名称は「化学品の分類および表⽰に関する世界調和システム」です。

プリンタ例

セクション2に合格したラベルとセクション3に合格したプリンタを使用しただけでは、BS5609に適合したことにはなりません。BS5609に適合するには、認証を取得した時と同じラベルとプリンタの組み合わせである必要があります。下記のプリンタからお選びいただけますと、認証を取得した時と同じ組み合わせのラベルをご提案させていただきます。

印刷方法 メーカー 品番
レーザー Lexmark C792E
PRIMERA CX1200
NeuraLabel 500
インクジェット Epson C3400,C3500,C831
TMC 3400,3500
PRIMERA LX2000e
NeuraLabel 300x

関連技術情報

シール/ラベル/ステッカー基礎知識 ◯シール/ラベル/ステッカー製法別耐候性比較 ◯支給データデザインの注意点