彫刻銘板

彫刻銘板には機械彫り彫刻機を使用して製作するタイプとレーザー加工機を使用して製作するタイプがあります。

製品事例

機械彫り彫刻銘板サンプル

サンプルNo.MP-990-002

サンプルNo.MP-990-001

サンプルNo.MP-990-001

サンプルNo.MP-990-011

サンプルNo.MP-990-011

サンプルNo.el-014-001

サンプルNo.EL-014-001

サンプルNo.el-014-002

サンプルNo.EL-014-002

サンプルNo.el-014-004

サンプルNo.EL-014-004

サンプルNo.el-014-006

サンプルNo.EL-014-006

サンプルNo.mp-080-006

サンプルNo.MP-080-006

機械彫り彫刻銘板

製版などの必要がなく、仕掛は早いが、一本のドリルの移動で彫込むため彫刻時間が長いだけでなく、色入れ、拭取りなど手作業が多く、作業効率が良くありません。極少量の製品か、彫刻の価値を認めた場合に利用されます。アクリル樹脂など粘りの少ない素材を多用します。

レーザー刻印銘板

レーザー刻印銘板とは、金属もしくは樹脂にレーザーを照射し、加熱することによって材料の表面を融解・変質させ作成した製作した銘板です。緻密な文字・図形が表現でき、フィルムや版が不要といった特長があります。

レーザー刻印銘板の特長

○緻密な表現が可能
レーザーはピンポイントで照射することができるので、緻密な文字・図形を表現することが出来ます。

○基材への負荷が少ない
レーザーでピンポイントで照射することにより、照射箇所以外が熱により変形するのを最小限に抑えることが出来ます。また、非接触で加工が可能なため、基材に余計な負荷がかからず、物理的な変形も防ぐことが出来ます。

○様々な材質でも加工が可能
硬い合金や脆いセラミックなど、機械的な加工が困難な基材の加工も容易に行うことができます。

○フィルム、版が不要
デジタル制御のため、フィルム、版が不要なく、小ロット多品種生産に適しています。初期費用を節約できる上、リードタイムも短縮することができます。

レーザーによる印字の種類

加工法名 主な素材 概要
加飾層剥離印字 金属 レーザーを照射することによって、基材の表面の加飾層(メッキ層やインキ塗膜など)を除去する加工法です。表面加飾と基材色とのコントラストにより、印字を浮かび上がらせることができます。
樹脂
酸化印字 金属 レーザーにより基材の表面の温度を上昇させ、表面に酸化膜を形成する加工法です。酸化膜自体が黒いため、黒色の印字となります。基材が金属の場合は、表面に黒い酸化膜が形成されるため、印字は黒く見えます。
発色印字 樹脂 レーザーで熱を伝えることにより、基材を発色させる加工法です。発色の仕方は、その基材の性質により異なります。熱により発泡するような基材だと淡く、縮むような基材だと濃く、また炭化すると黒く見えます。また、基材の顔料によっては化学変化を起こし、全く違う色に変色する場合もあります。
削り印字 金属 基材の表面をレーザーで削ることで、文字や模様を印字する加工法です。削った部分は細かい凹凸ができるため、光の乱反射によって白く見えます。
掘り込み印字 金属 基材の表面を削る工程を複数回繰り返すことで、掘り込むように深く印字する加工法です。後工程で塗装しても印字の視認性を確保することが出来ます。
切断・穴あけ 金属 基材を貫通するまでレーザーを照射することで、基材を切断・穴あけする加工法です。非接触のため、基材に余計な力がかからず、基材が変形しにくいメリットがあります。
樹脂
溶接・溶着 金属 レーザーによって基材の温度を上昇させることで融解させ、接合を行う加工法です。局部的に温度を上げることができるので、熱による負荷を最小限に抑えることができます。
樹脂
ろう(はんだ)付け 金属 基材よりも融点が低い合金をレーザーによって融解させ、接合を行う加工法です。溶接とは異なり、基材自体は融解しない方法です。

関連技術情報

金属・樹脂銘板基礎知識 ◯銘板の規格 ◯支給データデザインの注意点