RFID基礎知識

RFID(RF-ID)とは?

RFID(RF-ID)とは、「Radio Frequency Identification」の略で、非接触通信による自動認識技術です。RFIDにより、対象物に取り付けられる小型のRFIDインレイ(アンテナ付ICチップ)とリーダー・ライターとの間で非接触によるデータ更新が可能となります。

RFIDインレイとは?

RFIDインレイとは、PETフィルムなどの上にICチップとアンテナを配置したアンテナ付ICチップです。RFIDインレイやRFIDインレーと呼ばれる場合もあります。

RFタグとは?

「JIS X0500:データキャリア用語」では、RFIDをタグ化したものを「RFタグ」と定義づけています。一般的には、電子タグや無線タグ、ICタグなども同義語として使用されています。

RFタグの種類

パッシブタグとアクティブタグ、セミアクティブタグの3種類があります。

RFタグの種類 概要
パッシブタグ パッシブタグは、リーダからの電波をエネルギー源として動作するRFタグです。アクティブタグと比べ、通信距離は短くなりますが、安価となります。
アクティブタグ アクティブタグは、電池を内蔵したタイプのRFタグです。
セミアクティブタグ セミアクティブタグは、パッシブタグとアクティブタグ両方の機能をあわせ持つRFタグです。

RFIDの特徴

  • 〇非接触でのデータの読込みおよび書込みが出来ます。
  • 〇複数のタグのデータ同時読込みが出来ます。
  • 〇個別のID番号が設定されている為、セキュリティ性に優れています。

関連技術情報

自動認識基礎知識 ◯シール/ラベル/ステッカー基礎知識 ◯カード基礎知識