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コード概要

コード外観 jan
規格 ISO 15420
JIS X0507
キャラクタ・セット 数字(0~9)
コードタイプ 連続型(Continuous)
体系 マルチレベル((n,k)シンボル体系) ※n=7 k=4
データキャラクタ 7モジュール(黒バー2本、白バー2本、エレメント幅4種)
情報量 シンボルの長さ 固定(標準バージョン:13桁、短縮バージョン:8桁)
キャラクタ密度 約5.4字/㎝(倍率80%の場合)
倍率 0.8~2.0倍の範囲で縮小、拡大が可能
モジュール幅 公称0.33㎜(倍率100%の場合)
両方向走査 可能
自己チェック機能 なし
チェックデジット 自動的に設定されます(モジュラス10ウェイト3・1)
最小クワイエットゾーン 左モジュール幅の11倍、右モジュール幅の7倍
使用実績例 世界共通の流通コード、書籍、雑誌業界など

JANコードの概要

JANコードは、国際規格のEAN(European Article Number)を、日本国内の流通における共通コードとして規格化したものです。JANコードは、事業者を特定する「GS1事業者コード」と、どのアイテムかを特定する「アイテムコード」、そしてチェックデジットで構成されています。
JANコードは、国際機関のGS1の標準シンボルとして採用されています。そのため、標準バージョンのJANコードはGTIN-13、短縮バージョンのJANコードはGTIN-8、北米で使用されているUPCはGTIN-12と呼ばれることがあります。

JANコードの特徴

○世界共通のコード
JANコードは、EANコードと全く同じコード体系です。また北米で使用されているUPCと互換性があります。また、データ内容もGS1によって標準化されているため、JANコードは商品輸出入にもそのまま利用することができます。

○POSシステムに活用できる
POS(Point of Sales)とは、販売時点で商品の情報を読取り、その情報により売上管理や在庫管理を行うシステムのことを指します。JANコードは、流通における共通コードですので、ほぼ全てのPOSシステムに導入されています。また、JANコードは、GS1事業者コードとアイテムコードが含まれるため、消費者動向の分析などマーケティングデータも収集することもできます。

JANコードの構成・用語

○バー・スペース

バー・スペース

バー及びスペースとは、JANコードを構成する最小単位のことです。JANコードではそれぞれ4種類の太さがあります。

○ガードバー・センターバー

ガードバー・センターバー

ガードバーとは、コードの始まりと終わりを示すバーです。また中央にはセンターバーと呼ばれるバーがあります。

○GS1事業者コード

GS1事業者コード

GS1事業者コードは、その商品はどの事業者のものなのかを示す部分です。標準タイプでは9桁もしくは7桁、短縮タイプでは6桁になります。先頭の2桁は国コードになっており、日本は49もしくは45となっております。GS1事業者コードは、一般財団法人流通コードセンターに申請することで付与されます。

○商品アイテムコード

商品アイテムコード

商品アイテムコードとは、商品を識別するためのコードです。GS1事業者コードを取得した企業が自由に設定することができます。

○チェックデジット

チェックデジット

JANコードは、チェックデジットが自動的に設定されます。JANコードに使用されるチェックデジットは、モジュラス10ウェイト3・1です。

○クワイエットゾーン

クワイエットゾーン

コードの左右にある空白の部分です。コードの左にはモジュール幅の11倍、右にはモジュール幅の7倍の余白が必要とされています。

○短縮タイプ

短縮タイプ

JANコードには、13桁の標準タイプの他に8桁の短縮タイプがあります。

○トランケーション

トランケーション

トランケーションとは、JANコードのバーの高さを削ることをいいます。倍率が0.8倍の時に、バーの高さが9㎜以上であれば読み取ることが可能です。トランケーションは、JIS規格には定められていない方法の上、海外に輸出する商品に使用することはできません。

JANコードの活用方法

○ソースマーキング

ソースマーキング

ソースマーキングとは、メーカーや販売者が生産、出荷の段階で、あらかじめJANコードを商品のパッケージに印刷することをいいます。ソースマーキングされたJANコードには、GS1事業者コードや商品アイテムコードが含まれています。そのため、日本国内においてソースマーキングされたバーコードは、49もしくは45から始まることになります。

○インストアマーキング

インストアマーキング

インストアマーキングとは、その店内においてのみ使用する目的で、JANコードを印刷することをいいます。主に個々の重さによって値段が違う生鮮食品や、量り売りするような商品を管理する際に使用されます。その店内のみでしか利用されないため、GS1事業者コードを取得する必要もなく、データ構成も自由に設定することができます。しかし、国コードに対応する部分については、ソースマーキングのJANコードとの混同を避けるため、20~29を使用するように決められています。

○書籍のJANコード

書籍のJANコード

書籍のJANコードは、通常のJANコードとはデータの構成が大きく異なります。書籍のJANコードは、二段のバーコードで構成されており、一段目は書籍を分類するためのISBN(International Standard Book Number)コード、二段目は日本国内用の図書分類と本体価格を表したコードとなっています。また、書籍の中でも雑誌などの定期刊行物には、定期刊行物コードというJANコードが使用されています。

チェックデジット(モジュラス10ウェイト3・1)

<計算式>
①データの末尾の桁からウエイトを3.1.3.1.とかけてゆき総和を求めます。
②総和を"10"で割りその 余りを求めます。
③"10"より余りを引いた値がチェックデジットとなります。

<計算例> (例)491234567890
①(4×3)+(9×1)+(1×3)+(2×1)+(3×3)+(4×1)+(5×3)+(6×1)+(7×3)+(8×1)+(9×3)+(0×1) = 116
②116/10=11 余り6
③10-6=4 チェックデジット「4」 ※余りが0の場合はチェックデジット「0」
  • ※上記のチェックデジットのご使用で、万一トラブルや損失・損害等が発生したとしても、弊社は一切責任を負わないものとします。

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